セレンゲティ・人と動物プロジェクト
2011年度活動報告(2011年6月−2012年5月)

プロジェクト責任者: 岩井雪乃

目的

タンザニアのセレンゲティ国立公園の周辺で、人と動物が共存できる社会づくりを目指して、奨学金支給による人材育成をしています。


2011年度給付実績

  奨学生氏名 就学先 給付金額(円) 備考(昨年度からの関係)
1 マティンデ・ジュマ コリラ中学校 0 雨基金、2011年11月卒業
2 ウィルソン・ムゴシ コリラ中学校 0 雨基金、2011年11月卒業
3 ムイシェ・マニャニャ ビテック訓練カレッジ 105,430 新規雨基金(阿部)
  合計   105,430  

奨学生の状況

 

「セレンゲティの雨基金」は、奨学生と寄付いただく支援者をアフリックがつないで、互いに顔の見える関係で支援する仕組みです。

●新規雨基金:ムイシェさんと阿部さん

「ホテルで働くことを通じて、地元中心の観光に貢献したい」と希望する女の子、ムイシェさん。新たに雨基金で阿部さんから支援を受けて、専門学校の「ホテルマネジメントコース」で学ぶことになりました!阿部さんは以前、セレプロの姉妹プロジェクト「エコミュニティ・タンザニア」で、セレンゲティに滞在しました。

二人の詳しい紹介はこちらから >>

●マティンデさんとウィルソンくん卒業

中学校4年間を支援してきたマティンデさんとウィルソンくんが、2011年11月に中学校を卒業しました!

詳しくはこちらから >>



セレプロの今後の展望

マティンデさんとウィルソンくんは今回、高校に進学する成績を取れませんでした(AからCは進学できるが、Dだった)。この結果は、もちろん本人の努力が足りなかったのが問題ですが、それに加えてタンザニアの変化する高等教育事情も要因としてあります。タンザニアは、2000年に入ってから中等教育の強化に取り組み、中学校の数を増やすことに成功してきました。90年代では、中学に進学するのは10人に一人でしたが、現在は10人中9人が中学に行きます。その一方で、高校の数はそこまで増えていないため、中学の中でもトップレベルの成績を取らないと高校には行けません。残念ながら、二人はそこまでおよびませんでした。

二人は今後、ムイシェさんのように専門学校で技術や資格を身につける方向で考えています。私としては、将来的には村に戻ってきてほしいので、村の生活で役立つ(かつ収入につながる)専門性に進んでほしいものです。果たして、そのような分野はあるのか? 彼らとともに考えたいと思います。

更新日: 2012-08-15, 作成者: AFRIC Africa