セレンゲティの雨基金

マティンデさん新しい中学で勉強に専念 (2009年11月)

プロジェクト責任者: 岩井雪乃

5月から、全寮制の中学校に移りました。キリマンジャロ山のふもとにあるロンベタ中学校です。故郷のロバンダ村から500kmぐらい離れています。はじめは、元のイコマ中学校に戻りたいと泣いていました。新しい学校は、生徒の管理が厳しく、学校の敷地の中から出ることはできません。例えできてもコーヒーとバナナの畑に囲まれた山の中で、お店ないし、遊びに行くところもありません。チャガ人の地域なので、みんなチャガ語を話してわからないし・・・。前のイコマ中学は、地元だから、だいたい知り合いばかりでイコマ語が通じるし、下宿生活だから、放課後の行動は自由でした。しかし、今は、どこにも行くことができないので、それが不満だったようです。

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女子寮の中。2段ベッドがずらりと並ぶ。1部屋に40人が暮らす高密度。

しかし、今ではすっかり慣れて、文句を言うことはなくなりました。先生たちが、前の学校よりもきちんと教えてくれるし、食事も出てくるので、自分で料理する必要ない。水も水道からふんだんに出るから、日課だった水汲みからも解放されました。勉強に専念できる環境だ、ということがわかったようです。

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学校の外はバナナとコーヒーの畑

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給食室の調理人のおばさん。大量のウガリを調理する。
こんなに大きな鍋で混ぜるためダマが多く、生徒たちからは不評。

●1日の日課
5:00 起床、身じたく
6:00 礼拝
7:00 朝食としてウジ(ウガリをもっとドロドロの葛湯のようにした飲み物)
8:00 授業
13:00 昼食(もっぱらウガリと豆スープ)
14:00 授業
15:20 授業終了、自由時間
16:20 学校の仕事、校舎や敷地のそうじなど
17:20 自由時間
19:30 夕食
20:00 教室に行って自習
22:00 就寝

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学校の敷地は広い。グランドや畑、森もある。先生に案内してもらって歩く。

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学校の前で。訪問した岩井と目黒くんとともに。

カトリック教会が経営しているので、お祈りの時間が毎日あります。女子寮は、狭いところに2段ベッドが並んで、通路には荷物の箱が置かれ、かなりぎゅうぎゅうに詰め込まれていました。けれど、さすが女の子はきれいに整理整頓してました。学校の給食は、あまりおいしくないそう。大量に作るから、ウガリがよく練られておらず、ダマが多いのです。また、トウモロコシの粉も質が悪く、薄皮のついたまま挽かれた粉を使っています。お米でいえば玄米のようなもの。健康には良さそうだけど、味はイマイチなのでしょう。

 

マティンデは3年生。1月からは4年生になります。高校に入れるかどうかが決まる全国一斉試験が来年11月にあります。それに向けて、いよいよがんばらなければならない1年です。

更新日: 2009-11-07, 作成者: AFRIC Africa