セレンゲティの雨基金

ウィルソンくんも全寮制中学に転校(2009年9月)

プロジェクト責任者: 岩井雪乃

叔父の家に下宿して中学に通っていたウィルソンですが、希望していた全寮制中学校に転校することができました。この学校は、キリマンジャロ山の山麓にあり、バナナとコーヒーの畑に囲まれた、自然豊かな環境です。まわりにお店がなく不便ですが、遊ぶ誘惑もないので勉強に専念でき、親にとっては安心です。もう1人のアフリック奨学生のマティンデさんと同じ中学校です。

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前の学校は、雨の少ない地域だったので、常に水が不足しがちで、自転車での水汲みがウィルソンの日課でした。しかし、キリマンジャロ山があって雨の豊富なこの地域では、水道から常に豊かな水が流れ出します。乾燥したセレンゲティに生まれ育ったウィルソンは、男子寮のすぐ裏の蛇口からいつでも水が得られることに、かなり感動していました。

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男子寮の前で、保護者代わりの叔母とともに

カトリック系の学校のため、お祈りの時間が毎朝あります。午後の授業の後は、構内の清掃や、クラブ活動の時間もあります。夜、夕食後は、全員が教室にもどって自習の時間になります。

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授業の様子

今は、新しい環境に慣れるのに精一杯のところです。これまでは地元のイコマ地域にいましたが、新しい学校はチャガ民族の地域。多くの生徒がチャガ語を話すし、学校の外で人々が使っているのもチャガ語です。ウィルソンにとっては、外国に来たような感覚があるでしょう。早く馴染んで、勉強でも前のようによい成績を取ってもらいたいです。

更新日: 2009-09-03, 作成者: AFRIC Africa