セレンゲティの雨基金

新規雨基金 ウィルソン君と原田さん・寺嶋さんの紹介(2009年6月)

プロジェクト責任者: 岩井雪乃

雨基金に、3組目が誕生しました!
中学生のウィルソン君を原田さん・寺嶋さんが支援してくれることになりました。

photo
窓辺の生徒がウィルソン

●支援者:原田さん・寺嶋さん紹介
原田さんは大阪在住、寺嶋さんは東京在住の社会人で、早稲田大学の卒業生です。在学中に、早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンターで岩井が実施しているプロジェクト「エコミュニティ・タンザニア」のメンバーとしてセレンゲティ地域を訪れました。ウィルソンは、このとき学校で学んだ英語を駆使して、二人に一生懸命に話かけていました。

photo
料理を手伝う原田さん

原田さんは、2005年と2007年に2回渡航しました。現地の主食であるウガリ(穀物の粉を練った団子)が合わなくて、滞在中、どんどんやつれていった原田さん。しかし、厳しい自然の中で力強く生きる村人に、深く感動していました。2度目に村を訪問したときは、たくさんの村人が「よく帰ってきた!」と出迎えてくれました。

photo
ホームステイ先の家族と寺嶋さん

 

寺嶋さんは、2007年に訪問しました。夜は、村の青年とトランプで神経衰弱やババ抜きをして交流を深めました。社会人になってからもアフリカに出張に行くこともあり、アフリカとの関係が続いています。

   

●奨学生:ウィルソン君の紹介
ウィルソン・ムゴシ Wilson Mgosi(男)15歳 イコマ中学校1年生

 

photo
支援者からの手紙を持つウィルソン

家庭環境 ウィルソンは、母子家庭の4人きょうだいの長男です。母は紅茶と揚げパンをだす小さな食堂をやっています。ウィルソンは、弟や妹の面倒をみて、掃除や洗い物などの家事を率先してやる、お母さんを手伝う頼もしいお兄さんです。現在は、中学校のあるブイテンギ村で、親類の家に下宿しています。この人は、ウィルソンが優秀なのでとてもかわいがってくれていて、とりあえず勉強に専念できる環境に暮らしています。同じ雨基金のマティンデさんは、いとこの女の子と2人で下宿していて、電気はないし、家事をすべてやらなければならないし、悪い男にだまされないかと心配だし・・・という環境に比べると、ウィルソンはラッキーです。

学校でのウィルソンの1日

  • 7時起床
  • 8-10時 授業
  • 10−11時 休憩 (葛湯のような飲み物が出る)
  • 11-14時 授業
  • 15時 水汲みの手伝い(自転車で2kmほど離れたため池まで)
  • 18時 夕食
  • 19−24時 学校に行って、みんなで自習
  • 24時 就寝

中学校では、昼食は出ません。14時に授業が終わって家に帰ってから、ようやく食べることができます。水道がなく、乾燥した地域なので、ウィルソンは毎日水汲みをして、下宿先のお宅を手伝っています。昨年から、学校に電気が通ったので、生徒たちは夜の勉強は学校に集まってやっています。家に電気がなかったり、家で一人で勉強してても眠くなってしまうから。ウィルソンは、前期期末試験では、1年生140人中2位だったそうです!!将来が楽しみ!

photo
下宿させてもらっている中学校近くの叔父の家

photo
個室をもらえて恵まれた環境で学んでいる

ウィルソン君から原田さんと寺嶋さんへの手紙
原田様、寺嶋様
お元気でお過ごしのことと存じます。ご挨拶できるのをうれしく思います。
あなたにお願いがあります。中学校の学費を支援してほしいのです。
2007年に小学校を卒業して、2008年に中学校に入ります。
あなたが支援してくれたらとてもうれしいです。
ウィルソン ムゴシ より

更新日: 2009-08-08, 作成者: AFRIC Africa