セレンゲティ・人と動物プロジェクト

セレプロ卒業生、マベンガ君の活躍(2007年4月)

プロジェクト責任者: 岩井雪乃

マベンガ君との協働プロジェクトで、三菱自動車からパジェロを寄贈いただきました!
象パトロールカーとして活躍します!

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日本人学生と活動するマベンガ君

セレプロは、人材育成のために奨学金を支給するプロジェクトですが、第1期からの奨学生であるマベンガ君は、昨年、大学を卒業しました。そして、自分でNGO・SEDERECを立ち上げ、環境保全と村落開発の活動をしています。アフリックの支援対象から、よきパートナーへ成長しています。私は、早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)客員講師としての仕事のほうで、マベンガ君との協働プロジェクト「エコミュニティ・タンザニア」(エコタン)を実施しています。

エコタンでは、タンザニアのセレンゲティ国立公園に隣接するロバンダ村で、アフリカゾウによる農作物・人命被害の問題に、大学生ボランティアメンバーとともに取り組んでいます。昨年8月の被害調査から深刻な被害状況が明らかになりました。村人、村議会、SEDEREC、学生メンバーとともに話し合った結果、有効な対策として期待できるのが車によるパトロールであることが確認されました。そして、その実現に向けて村人から協力を要請され、日本で企業協賛を募った結果、三菱自動車から中古パジェロを寄贈していただいたのです!車両は、現在、貨物船で輸送されており、4月半ばにダルエスサラームに到着する予定です。

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車を心待ちにする村人

セレプロ卒業生のマベンガ君は、村の一員として車両の引き取りを担当し、SEDERECとしてその後の管理運用を監督していくことになります。彼の献身的な働きなしには、ここまでの成果をあげることはできませんでした。夏休みと春休みに実施するエコタンの現地滞在の手配は、すべてマベンガ君が担っています。宿泊先と食事の手配、調査の際の通訳アシスタントの確保、訪問先への連絡、各種支払いの値段交渉などなど、エコタンの短期間の滞在を有効に過ごすために、綿密な準備をしてくれます。また、村人や関係機関とトラブルが起こらないように配慮し、日本人を無事に日本に帰すための安全管理にもとても気をつかってくれます。この多岐にわたる調整をこなすマベンガ君のおかげで、エコタンプロジェクトは成立し、成果をあげてきました。

マベンガ君の原動力になっているのは、学生ボランティアの純粋な想いです。バイトして稼いだお金ではるばるやってきて、アフリカのゾウ被害問題に取り組もうとする学生の姿勢は、現地の人びとの心を動かします。マベンガ君と協力しながら、今後もエコタンプロジェクトは続きます。アフリックでも、随時、経過を報告していきます。

<エコタン関連サイト>

SEDEREC
http://www.sederec.org/main.html

アフリカに「心」を届ける学生ボランティア
http://www.asahi.com/ad/clients/waseda/opinion/opinion231.html

パジェロ寄贈式典(早稲田大学にて)
http://www.waseda.jp/jp/pr06/070221_p.html#at

エコミュニティ・タンザニア・プロジェクトHP
http://www.waseda.jp/wavoc/project/ecotan.htm

注意:このパジェロ寄贈は、早稲田大学のエコミュニティ・タンザニアプロジェクトに対するものであり、アフリックおよびセレプロに対するものではありません。

更新日: 2007-04-03 作成者: AFRIC Africa