セレンゲティ・人と動物プロジェクト
新規奨学生ワンブラ・マシンデ君の紹介

プロジェクト責任者: 岩井雪乃

今年度のセレプロでは、昨年度からの継続としてニャマリワさん(イコマ中学校)、モテンバくん(セント・パトリック高校:セレンゲティの雨基金)の2人を支援しています。そして、そこに大学生のワンブラくんが加わることになりましたので紹介します。

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新規奨学生紹介

ワンブラ・マシンデ Wambura Masinde(男)24歳 タンザニア・ビジネス大学1年生

ワンブラは、9人きょうだいの7番目として生まれました。彼の父は、すでに74歳と高齢で、農耕や牧畜ができる体力はありません。長女の姉は足に障害があり、歩くことができません。その次の兄は、タンザニア第一の都市・ダルエスサラームに行ったきり、今は何をしているかわかりません。もう一人の姉と兄は、それぞれに結婚して自分たちの家庭を築いています。両親やワンブラを含めた未婚のきょうだいを支えているのは、2番目の兄であるゲチュリです。ゲチュリは、セレンゲティ国立公園のレンジャーとして働いているので、安定した給料をもらっています。

ゲチュリが就職する以前、学費が支払えずにワンブラは泣く泣く中学校を中退したことがあります。運良く、兄の就職によって、再び学校で学べるようになりました。それ以降は以前にもまして必死に勉強し、マラ高校に優秀な成績で入学しました。そして、今年2006年2月に、大学に進学できる成績で卒業しました。

しかし、2006年1月、ゲチュリが仕事中に交通事故にあい、3ヶ月入院の重症を負ってしまいました。その後も脳に後遺症が残って以前のようには働けなくなり、一家の収入は半減してしまいました。

兄ゲチュリは、ワンブラの学費はもちろん、中学4年生の妹や、中学1年生の未婚の姉の息子の学費も負担しています。中でも年間17万円かかるワンブラの学費は大きな負担です。そこで、アフリックでは、ワンブラの学費の半額を支援することにしました。

ワンブラからの手紙

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アフリックの皆様へ

 

私はワンブラ・マシンデです。1982年6月に生まれました。セレンゲティ県ロバンダ村の出身です。9人きょうだいの7番目に生まれました。姉の一人は1991年に亡くなりました。

 

私の両親は、農民です。家族で小さな畑をやっています。兄のゲチュリだけが定期的な給料をもらえる職についています。

 

私は91年にロバンダ小学校に入学し、97年に卒業しました。中学校入学の試験に合格し、98年からセレンゲティ中学校で学びました。しかし2000年、中学3年生の時、学費が払えず退学しなければならなくなりました。幸い、01年にゲチュリが就職したおかげで再び学費が払えるようになり、02年からソンゲ中学校に復学することができました。03年に中学を卒業し、高校入学の試験に合格して2年間学び、06年2月に卒業しました。9月からは、タンザニア・ビジネス大学で流通管理学(Logistic supplies management)を学んでいます。

これから3年間、アフリックのお世話になりながら学ぶことになります。アフリックの皆さんの支援に心から感謝します。

更新日: 2007-01-05, 作成者: AFRIC Africa