第62回アフリカ先生報告 (拓殖大学アフリカ研究愛好会)
「ザンビアとアンゴラの狭間で生きるーザンビア西部州のアンゴラ出自集団の生計から−」(2011年10月26日)

村尾るみこ

拓殖大学のアフリカ研究愛好会のみなさん他20人程を対象に、計90分間、ザンビア西部州にすむアフリカ“難民”のお話をしてきました。旅行や、同大学企画のスタディーツアーでアフリカにいったことがある人/行きたい人、ご家族の仕事で十何年も滞在した人やアフリカ全般に興味がある人など、アフリカについてさまざまな関心や経験をもつ「アフリカ好き」のみなさんが集まってくださいました。

アフリカ研究愛好会のみなさんは、以前、人づてに、ザンビアにてアンゴラ‘難民’の生計を調査している私の話をきいたそうです。今回、アフリカ先生の依頼をいただいた時に、「紛争がおわった今、アンゴラ難民はアンゴラへ帰るのか?それに関心があります」と私に伝えてくださいました。当日の話のなかでは、その問いに答えがないこと、そしてそれはなぜかをお話しました。紛争を逃れた彼らは、移住先で独自の生計手段を再編し、新しく築いた社会関係の網の目のなかで生活しています。そうしたなか、彼らがアンゴラへ移動するのか否かの意志決定は、状況ごとに変化しており非常に流動的です。特にその意思決定の場では、生計とアンゴラへ帰る意思決定とがわかちがたく結びついている、という説明をして、まとめとしました。

質問で、「あの、結局アンゴラ難民は、アンゴラに帰るんですか?どうおもわれますか?」と聞かれました。そこで今後のザンビアとアンゴラで予想される多様な将来像に言及して、状況ごとで想像できる彼らの行動に言及しました。

最後に、広報や会場アレンジなどしてくださったアフリカ研究愛好会の青嶋さんはじめ愛好会のみなさま、AJFの斎藤さんに厚くお礼申し上げます。

更新日: 2011-11-01 作成者: AFRIC Africa