「護るために殺す?−カメルーン北部におけるスポーツハンティングの過去、現在そして未来」

安田章人

11月22日、27日の二回連続で、スポーツハンティングの歴史とアフリカにおける現状について話しました。要点は以下のとおりです。

1回目(11月22日)
㈰自己紹介がてらに、高校、大学、大学院という進学について話し、自然保護に対する自分の興味を話した。
㈪アフリカ、カメルーンの紹介
㈫バッファローの尻尾、スポーツハンターが発砲する映像、狩猟雑誌を見せた。
㈬スポーツハンティングとはなにか、そしてその歴史について
㈭現代もスポーツハンティングはアフリカ大陸で広く行われている。
㈮「なぜ、いまもスポーツハンティングは行われているのか?」を、次回の授業で解き明かす。

2回目(11月27日)
㈰カメルーン北部におけるスポーツハンティングの実態を紹介。植民地時代からの歴史、欧米富裕層の娯楽、動物観察を圧倒する巨額の税収。
㈪地域住民との関係について。雇用と現金収入、利益還元、密猟と取り締まり。
㈫「スポーツハンティングは娯楽のために動物を殺す行為だが、それは経済的に保護行政をさせている。地域住民にも雇用を与えているが、そのせいで彼らの狩猟は密猟とされている。」このようなジレンマをどうすればよいのか?と最後に問いかけて終了。

スポーツハンティングという強烈なインパクトをもったテーマでしたが、熱心に聞く生徒、机と仲良く顔を合わせている生徒、さまざまでした。もっと顔をしかめる様な生徒もいるかと思っていましたが、意外と冷静に受け取っていました。狩猟雑誌や住民が使っていた罠には興味を示していたので、やはりただ話すだけでなく、なにかモノをみせ、引き入れるのがよいと思いました。また、スポーツハンティングが活発に行われているという、あたらしいアフリカの姿を知ってもらえたと感じました。

更新日: 2008-01-09, 作成者: AFRIC Africa