「サバクバッタの大発生 −西アフリカ、ブルキナファソ北部の農村で−」

石本雄大

2007年9月27日(木)、兵庫県立西宮今津高校のいまづ環境学公開講座2007「自然環境と人間」においてアフリカ先生(タイトル:「サバクバッタの大発生 −西アフリカ、ブルキナファソ北部の農村で−」)を実施しました。この日は公開講座(秋のシリーズ)第4回で、参加者は30数名の高校3年生の男女でした。

はじめに半乾燥地サヘル地域に位置するブルキナファソ北部にて発表者が調査を行うようになった経緯を紹介し、その後「地域の自然環境」「自然災害の被害」「被害への人々の対応」についてお話しました。

まず「地域の自然環境」にいて、主に旱魃やサバクバッタの大発生などの自然災害の起こるメカニズムについて説明しました。サヘル地域では、降水量が150〜500mmと少ない上に、短時間で局所的に雨が降ります。そのため、降雨パターン・降水量は激しく変動し、この地域では旱魃が非常に起こりやすいのです。また、雨が多く、植生の生育が良好な場合など条件次第で、サバクバッタは大量発生します。

次に「自然災害の被害」について、発表者が観察した2004年の例を見てもらいました。2004年、サヘル地域では深刻な旱魃が起こり、その上サバクバッタが大発生しました。私が調査を行っていたI村もこの2つの自然災害による被害を受けたため、農作物の収穫量がどれだけ激減したかについてお話ししました。

そして最後に「被害への人々の対応」についてI村を例に具体的にお話しました。I村では人々は、野生植物の採集と現金収入による食料購入によって対応していたのです。

今回は、時間配分が余りうまく行きませんでした。また、多くの参加者との対話などについての難しさを感じました。今後の課題です。

更新日: 2007-11-01, 作成者: AFRIC Africa