『リズム』 真砂英朗 絵

紹介:森下敬子

見開き数ページのこの本は、切り絵のようなシンプルなイラストと、呪文のようなアフリカの「リズム」だけで構成されています。はじめて見たときは「なんじゃこれは?!」とびっくりですが、本の最初に説明されているとおりに、「大きな声でリズミカルに読んで」みました。

この本のリズムは、西アフリカ(セネガル、マリ、ギニア)の人々の生活の中で伝えられてきたリズムなのだそうです。私も行ったことがないので、初めて触れる音の並びはとても読みにくくて顔がこわばりますが、すなおに声に出してみると、不思議なことにリズムが聞こえてきます。とにかく、読みにくい・覚えにくい、音の羅列なのですが、小さな子どもには関係ないようです。うちには3才になる娘がいますが、2、 3度読んでやると、複雑怪奇な音の並びをすっかり覚えてしまって、今では一人でこの絵本を見ながら、リズムをうたい、変な踊りをしながら、ケラケラと笑い転げています。思わず踊らずにはいられない、本能に働きかけてくるリズムなのでしょうか。赤ちゃんや小さなお子さんのいる人はぜひお試しあれ。

更新日: 2013-02-06, 作成者: AFRIC Africa